
SCS Startup School “BASIC” 第1回「アイデアの作り方」イベントレポート
SCS Startup School“BASIC”とは?
SCS Startup Schoolは、STARTUP CITY SAPPORO(通称:SCS)が学生向けに開催する、起業を学ぶためのプログラムです。
「BASIC」は、スタートアップに興味を持ち、もう少し踏み込んだ内容を学びたい学生向けに、スタートアップのアイデアの作り方を中心に、実際に起業するにはどうしたら良いのかのハウツーを学ぶプログラムで、9月8日に第1回を実施しました!
起業やスタートアップに興味を持ったものの、「起業のアイデアがない!」「アイデアはあるけど、どうやって事業化すればいいかわからない!」といった方もいるのではないでしょうか。
そんな方のために、実際にスタートアップとして動き出す際の流れを体系的に学ぶプログラムが「BASIC」です。
プログラムは全4回。アイデアの見つけ方から、チームやお金の集め方など創業の一連の流れと基本的な知識を学びます。
第1回 「アイデアの作り方」
世の中にある製品やサービスのアイデアはどのようにして生まれるのでしょうか。
第1回では、起業のアイデアの作り方について、さまざまな角度から学んでいきました。今回はそんなBASIC第1回の一部をご紹介します。
「起業には興味があるけど、アイデアがない」という方や「アイデアはあるけど、そう実現して良いかわからない」という方にオススメの内容です。
講師紹介
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松山 馨太 氏 Z Venture Capital インベストメントマネージャー Code Republic 共同代表 ヤフー株式会社入社後、株式会社GYAOへ出向、ネットワーク推進室室長、広告開発部部長としてパートナーとの事業開発、広告プロダクトの開発に従事。 その後、地域課題の解決を目的として起業、キュレーションメディアやC2Cサービスを開発、2018年10月よりYJキャピタル(現Z Venture Capital)に参画。 East Venturesと共同で運営するアクセラレータープログラムCode Republicの共同代表として、シード期のスタートアップ支援に注力している。 Code Republicについて |
ビジネスのアイデアを構成する6つの要素
ビジネスアイデアは「良いサービスだから使うだろう」「こういう課題があるだろう」と思い込み、そのまま製品やサービスを作ってしまうと、「ニーズが思ったよりなかった」と失敗することが多くあります。
では、そうならないアイデアを考えるためにはどのようなことが必要なのでしょうか。
松山さんはビジネスアイデアは6つの要素で構成されていると言います。

誰の、どんな課題を、どのように解決するか
ビジネスとは誰かの課題を解決して対価を得ることです。ビジネスアイデアを考える上で、その製品やサービスが「どんな課題」を解決するのかは一番最初に考えなければならない要素でしょう。
しかし、「どんな課題」がビジネスに繋がりやすいのでしょうか。
松山さんは、
・お金を払ってまで解決したい課題なのか
・既存手段で解決されていない課題なのか
の2つがビジネスアイデアを考えるうえで重要な要素だと言います。
また、ターゲットによって課題は異なることを考える必要があるそうです。
たとえば、「ネットでは服を買いづらい」という大枠の課題があっても、ビジネスパーソンであれば「試着せずにネットでスーツは買いづらい」と感じていたり、高齢者であれば「そもそもインターネットを使わない」といったりなど、ターゲットによって課題は細分化できます。
そういったことを踏まえてターゲットの課題をより深掘りするために、ターゲット像を「~な行動をしている~な人」まで具体的にすることが重要だそうです。

まとめ
今回のレポートでは「誰のどんな課題を」という部分にフォーカスし、ご紹介しました。内容が盛りだくさんで、ここでは紹介しきれませんが、他にも競争優位やビジネスモデル、市場などなど盛りだくさんの内容を学びました!
当日来ていただいた受講者の皆さんも、アイデアの作り方についての質問や悩みをコメントで頂きありがとうございます。良い学びの機会になっていれば幸いです。
起業のアイデアに悩んでいる方は、自分の興味関心とともに、誰のどんな課題を解決するのかを意識してみるといいかもしれないですね。
第2回 「チームビルディング」
また、9月15日にBASIC第2回を開催します。テーマはチームビルディングです。こちらお申し込みいただいた方に第1回の限定視聴用リンクをお送りしますので、前回の内容に追いつくことができます!また、前回を見ていなくても参加できる内容ですので、ぜひ皆さんお気軽にご覧ください!
本イベントに関するお問い合わせ
STARTUP CITY SAPPORO 事務局(担当:豊田) お問い合わせフォームはこちら |