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SCS Startup School “BASIC” 第3回「プロダクト/サービスの仮説検証」イベントレポート

SCS Startup School “BASIC” 第3回「プロダクト/サービスの仮説検証」イベントレポート

SCS Startup School“BASIC”とは?

SCS Startup Schoolは、STARTUP CITY SAPPORO(通称:SCS)が学生向けに開催する、起業を学ぶためのプログラムです。

「BASIC」は、スタートアップに興味を持ち、もう少し踏み込んだ内容を学びたい学生向けに、スタートアップのアイデアの作り方を中心に、実際に起業するにはどうしたら良いのかのハウツーを学ぶプログラムで、9月22日に第3回を実施しました!

第3回 「プロダクト/サービスの仮説検証」

起業して自分のプロダクトやサービスがビジネスとして成り立つまでには、さまざまな仮説検証が必要になります。この仮説検証を経ることで自分の考える事業の改善点を知ることができ、より起業した時にビジネスとして成功しやすくなります。

第3回では、プロダクト/サービスの仮説検証について、さまざまな角度から学んでいきました。今回はそんなBASIC第3回の一部をご紹介します。

「自分のアイデアを試してみたい!」という方や「新規事業に将来携わりたい」という方にオススメの内容です。

講師紹介

今回も講師としてご登壇いただいたのは、今年の春にLINEとの経営統合で話題となった、ヤフーを傘下に持つ”新生”Zホールディングスの投資部門・Z Venture Capital インベストメントマネージャーの松山 馨太さんです。

松山 馨太 氏
Z Venture Capital インベストメントマネージャー
Code Republic 共同代表
ヤフー株式会社入社後、株式会社GYAOへ出向、ネットワーク推進室室長、広告開発部部長としてパートナーとの事業開発、広告プロダクトの開発に従事。
その後、地域課題の解決を目的として起業、キュレーションメディアやC2Cサービスを開発、2018年10月よりYJキャピタル(現Z Venture Capital)に参画。
East Venturesと共同で運営するアクセラレータープログラムCode Republicの共同代表として、シード期のスタートアップ支援に注力している。
Code Republicについて

仮説検証とは?

プロダクト/サービスの仮説検証とは、アイデアが固まってサービスやプロダクトに落とし込むまでの間の過程に行うものです。ビジネスアイデアは、「多くの人はきっとこんな課題を抱えているだろう」「こんなサービスがあればみんな使うだろう」などの思い込み(仮説)状態のため、仮説検証を行うことでビジネスとしての成功率を高めることが必要になります。

松山さんによると、仮説検証には大きく分けて2つあるそうです。

1つは、インタビュー。2つ目は、MVP(実用最低限の機能を有するプロダクトを開発)です。

それぞれ仮説検証での役割や実施方法が異なります。

仮説検証のためのインタビュー

インタビューでは、仮説検証のなかでも課題の解像度を高める役割があります。「どのような人がどんなシチュエーションでその課題に遭遇しているか」を定性的に検証するためにインタビューすることが大切です。

では、インタビューを通して仮説検証する上での、ポイントはあるのでしょうか。松山さんは、以下のポイントをあげています。

・インタビューをする相手はターゲットでなければ意味がない

さまざまな人にインタビューしてアイデアを探すのはアリですが、自身のアイデア(=仮説の状態)を検証するためにインタビューする場合は、ビジネスアイデアの対象となるターゲットにインタビューをしなければ検証の意味がなくなってしまいます。したがって、誰がどんな課題を抱えているのかの仮説の解像度を上げて、その仮説するターゲットにインタビューをし検証することが重要となります。

・シチュエーションまで仮説構築しなければならない

たとえば、飲食店探しについての課題を深掘りたいとき、「普段どのように店を探していますか」よりも、「急遽友人と夕食をすることになった際に、どのように店を探しますか」という聞き方をする方が、より具体に「どんなシチュエーションでどんな課題があるか」という仮説検証になります。

PMFとは、仮説検証によりターゲットセグメントがプロダクトに対価を支払ってくれる状態のことです。なので、プロダクトを開発して検証できるメンバーが必要です。

上のようにアイデアづくりからユーザーの獲得まで、自分には何ができて、何ができないのか、メンバーはなにができるのか、どの役割を担ってもらうのかを考えてチームづくりを行うことが必要になります。

・不満の有無から深掘る

具体的なシチュエーションからその既存手段に不満があるかどうかをインタビューで深掘ります。たとえば「検索して空席を確認することですぐに店が見つかるのか」という質問をすれば、「見つからない」「見つかる」の回答で、ターゲットが不満・課題を抱えているかを検証することができます。

不満アリの場合は、不満の要因・既存手段での解決が可能か

不満ナシの場合は、既存手段は何か・本当に既存手段に不満はないか

を深掘りしていくとより課題の解像度が高まります。

・既存手段の比較から深掘る

既存手段を例に出して質問することで、ターゲットが求めて、競合が提供できていない、自社が提供できるバリュープロポジションをみつけることができます。

仮説検証のためのMVP

インタビューは、上のように定性的に「課題の解像度を高める」ことができますが、インタビュー相手が好意的に話をしてくれるなど、情報にバイアスがかかりやすい検証方法であることを念頭に置く必要があります。

なので、実際にビジネスアイデアを社会実装する前にデータによる定量的な仮説検証が必要になります。

そこで行うのがMVPの開発です。MVPとは、実用最低限の機能を有するプロダクトのことです。

MVPを通しての仮説検証では、

・競合に比べて選ばれるか

・対価を払ってくれるか

・繰り返し利用してくれるか

を主に定量的に検証していきます。

まとめ

 

ここまでで、プロダクト/サービスの仮説検証について、それぞれの役割やポイントを見てきました。第3回では、他にもMVPをユーザーが継続的に利用してくれない場合に原因を探す検証方法の例などを学びました!

当日来ていただいた受講者の皆さんも、プロダクト/サービスの仮説検証についての質問や悩みをコメントで頂きありがとうございます。良い学びの機会になっていれば幸いです。

起業するうえでプロダクト・サービスの仮説検証に悩んでいる方は、ぜひこの内容を意識してインタビューやMVPを開発をしてみるといいかもしれないですね。

また、アイデアのつくり方やチームづくりに悩んでいる方は、以下のこれまでのBASICのイベントレポートも参考にしてみてください!

第1回「アイデアの作り方」イベントレポート

第2回「チームビルディング」イベントレポート

第4回 「資金調達とピッチレクチャー」

そして、9月29日にBASIC第4回を開催します。テーマは「資金調達とピッチレクチャー」です。こちらお申し込みいただいた方に第1回〜第3回の限定公開リンクをお送りしております。今回が全4回を見ることのできる最後のチャンスとなりますので、ぜひともお申し込みいただけますと幸いです!

お申し込みはこちらから

本イベントに関するお問い合わせ

STARTUP CITY SAPPORO 事務局(担当:豊田)
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