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【J-Startup HOKKAIDOインタビュー】株式会社バーチャルキャスト

経済産業省北海道経済産業局とSTARTUP CITY SAPPOROが共同で取り組んでいる、J-Startup HOKKAIDO。北海道発でグローバルな活躍を目指すスタートアップ企業を選定し、支援をすることで、スタートアップの飛躍的な成長を後押しするプロジェクトです。
そのJ-Startup HOKKAIDOに選定された、25社(2021年6月時点)に及ぶ企業をご紹介いたします。

今回は、株式会社バーチャルキャスト 代表取締役/CEO 松井 健太郎さんにお話を伺いました!

株式会社バーチャキャスト
代表取締役/CEO
松井健太郎(まつい けんたろう)

北海道北広島市出身。札幌市在住のプログラマ。
1977年生まれ。フリーランスとして活動中の2004年7月、ケータイプログラマのための技術情報サイトke-tai.orgを立ち上げる。
その後2007年6月に「株式会社インフィニットループ」を設立。従来のスマートフォン向けゲームやWEBアプリケーション開発を行う。
近年はVR、ARを中心としたxR開発事業にも注力し、2018年8月にVRプラットフォームサービス「株式会社バーチャルキャスト」を設立。
「J-Startup HOKKAIDO」をはじめ、「札幌移住計画」や「No Maps」等IT事業を通じ、北海道の活性化につながる活動にも積極的に参加している。

■どんな会社で、どんなサービスや商品を提供(開発)していますか?

社名と同じVRコミュニケーションプラットフォームサービス「バーチャルキャスト」の提供しています。
「バーチャルキャスト」はVR(バーチャルリアリティ)で構築される新しいコミュニケーションサービスです。
複数のユーザーが自身の身体(アバター)を同じVR空間に置き、お互いの存在を目の前に感じながらリアルタイムでコミュニケーションを取ることができます。

サービスの大きな特徴のひとつとして、例えばVTuberの配信が映像を通した一方向的な発信であるのに対し、バーチャルキャストでは視聴者の存在、コメントが配信側の空間へ直接作用し双方向のコミュニケーションを実現しています。

開発開始当初は「なりたい自分になれる!」「誰でもVTuberに!」がキーワードでしたが、現在では開発が進み、学校教育や社員研修、ショッピングコンテンツやイベント等、幅広い分野で利用されています。
また開発・運用だけでなく、企画や配信、制作などサービスに関わる全般にもアプローチし、異業種の企業の方々ともバーチャルキャストのビジネス展開しています。

▲すぐそばに存在を感じられる!VRコミュニケーションプラットフォーム「バーチャルキャスト」

■なぜそのサービスや商品を提供(開発)したのでしょうか?理由をお聞かせください。

このサービスは現在弊社のCVOでもある山口が、弊社の設立前に関連会社である株式会社インフィニットループに在籍していたころに、個人的な趣味で開発を始めたものでした。
当時からSNSやライブ配信などネット上でコミュニケーションが取れる手段は成熟しつつある状況ではあったものの、なにか物足りない。文字や映像だけでなく、もっと相手の存在を感じられるコミュニケーションを取る手段はないだろうか。と考えた結果、離れた人たちとも姿かたち、存在を感じるコミュニケーションを実現できるのはVRだということになりました。

わたしはインフィニットループ社の社長でもありますので、山口が社内で作ったものをテストしているところを見かけたりして知っていました。その開発が進むにつれ、わたし自身もどんどん興味がわき、これはサービスになったらおもしろそう。と事業化を考えるようになりました。

▲バーチャルキャストが行っている番組の配信の様子。

■提供(開発)しているサービスや商品のアピールポイントを教えてください。また、そこに至るまでの苦労などありましたら併せて教えてください。


息遣いを感じるほどの距離で存在を感じられるバーチャル空間。そこへ自分自身の体ごと入り、動いて話して遊ぶことは決して動画配信などでは感じられない新しい体験です。もう一つの現実世界ともうひとりの自分を持つことのできる世界がバーチャルキャストです。

このサービスを通して、2次元、3次元に関わらず好きなキャラクターたちを間近に感じ、会えることが実現しました。
また2021年4月には角川ドワンゴ学園N高等学校、S高等学校でVR授業や教材を展開しています。通信制であることが必要機材を使用しやすい環境となり、VRで立体的な教材を使用することはリアルな授業以上の体験となっています。
その他社員研修等実用的な場面での案件も増えています。

そもそも開発は苦労が多いことも珍しくはないですが、模範や目指すべきサービスがなく、「これまでにないもの」を創り出すことには苦心しています。試行錯誤の日々ですが、毎週の配信でユーザーさんの反応がありがたく、いただいたご意見に気付かされることも多いですね。

▲N高等学校、S高等学校の教材に採用。立体的な体験をしながら学べる教材を提供しています。

■今後の会社の展望や、ビジョンを教えてください。

今までにない新しいカタチのコミュニケーションを構築することです。
VR自体の存在は話題にも多く上がりますし、ここ数年で認知度はとても高くなりました。利用するための機材やソフトも充実してきていますが、まだどこの家庭にもあるわけではありません。成長期目前の過渡期のタイミングでしょうか。
VRを囲む環境は日進月歩で進化しています。普及が進み成長期を迎えた時に、カジュアルに利用いただけるシステムを創造していきたいと考えています。
これから先、バーチャルキャストで日常生活を送る人たちが当たり前になるくらい、現実と同時に存在する仮想現実の世界を創っていけたらいいですね。

▲バーチャルキャストから毎週番組を配信しています。新しいVRアイテムの紹介、開発の進捗報告も!

■お知らせしたいことなどあれば(登壇イベントや採用など何でも構いません)

VRを活用して今までにないイベント、コミュニケーションを実現するサービスを提供していきます。こちらでもお話ししたように、業種はエンタメに限りません。新しい体験を提供したい企業のみなさまどうぞお気軽にお声がけください。
また、コロナ禍でリアルな接触の機会の見通しが立たない時期でもあります。バーチャルキャストではそういったリスクを軽減することが可能です。

サービス開始から夢物語だと思っていたことがどんどん実現しています。
ここまではできないかな?と躊躇してしていることも、バーチャルキャストであれば叶うかも知れません。

ご体験されたい企業様はぜひお問い合わせください。百聞は一見に如かずで(良い意味での)生々しさを感じていただけると思います。

▲コロナ禍で不調だった観光業界の方と道産食材をバーチャルショッピング番組で販売。ほぼすべてが完売となる盛況でした。
▲クリプトン・フィーチャー・メディア様と協業し、VRで初音ミクに会える「MIKULAND SUMMER VACATION 2021」は4回目の開催となります。

会社概要/問い合わせ先:
【札幌本社】
〒060-0031
北海道札幌市中央区北一条東4-1-1 サッポロファクトリー1条館

【東京オフィス】
〒104-0061
東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー

【関連会社】
株式会社ドワンゴ
株式会社インフィニットループ

【主な事業】
VRコミュニケーションプラットフォーム「バーチャルキャスト」の開発、運営、企画
3Dアセット共有サービス「THE SEED ONLINE」開発、運用
VRM(3Dアバターファイルフォーマット)、VCI(3Dアイテムフォーマット)の開発、制作、販売
法人向けVRシステムの開発、企画、制作
VR教育システム、教材の開発、制作 他
ウェブサイト:https://corp.virtualcast.jp/
お問い合わせ先:ウェブサイト内「お問い合わせ」よりお願いいたします。

ライター:SCS事務局

岡山ひろみ

札幌出身、大樹町在住の猫を愛するWEBライター。