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【RECRUIT HOKKAIDO】第四回:株式会社Aill

札幌・北海道にある素晴らしいスタートアップ企業を、道外の方に知ってもらいたい!北海道のスタートアップへの転職を、Uターン・Iターンの選択肢の1つにしてもらいたい!そんな思いで始めた【RECRUIT HOKKAIDO】シリーズ。第4回目は、株式会社Aill(エール)、AIを活用した安心・安全な縁結びナビゲーションアプリ「Aill goen」を開発・運営している会社です。東京と札幌に拠点があり、2019年に実施されたOpen Network Lab HOKKAIDO 1st BatchのDemo Dayでは最優秀賞を受賞。Aillでは、エンジニアを募集中です。

今回は、エキスパートエンジニアとしてAillの開発全般を牽引する、吉崎順太さんにお話を伺いました。

吉崎順太
株式会社Aill エキスパートエンジニア
北海道情報大学在学中に企業との共同研究開発やプログラミングコンテストに多数参加。修士課程卒業後は株式会社テクノフェイスで受託開発を10年経験し、現在は株式会社Aillで自社サービス開発に従事。

受託開発から自社サービス開発へ。

ー吉崎さんのお仕事を教えてください。

私の仕事内容は、サービス開発と情報システムが絡む全ての領域を担当しています。フロントエンド、バックエンド、インフラ構築、社内システムの管理ですね。

Aillに入社するまではどんなお仕事をされていたのでしょうか。

受託開発をしていた会社だったので、いろんなお客様を担当し、社内システムやアプリ開発をしていました。

ー受託開発と自社サービス開発はかなり勝手が違いそうですが、自社サービス開発の面白さはどんなところですか?

実は長く受託開発に携わり、少し窮屈さを感じていました。作業を始める前に見積もりを作り、仕様書や進め方はお客様ごとに合わせる必要があり…ものを作ることよりも、その前後のほうに力を割くことが多かったんです。そのため、自社サービス開発でものづくりに集中したいと思っていました。
入社した当時のAillは、プロダクト開発経験が全く無かった社長の豊嶋が企画をしていました。それゆえに、開発側が想定してないような修正が発生することもあり…データ構造の後戻りは難しいため、「こういう可能性はあるか?」といった、豊嶋の隠れた要求をできるだけ掘り下げ、将来展開を予測しながら構成・開発していました。大変ですが、自社サービス開発ならではの面白い部分だと思います。

「おせっかいお見合いオバサン」をAIに。

AIを使ったシステムだと思いますが、どんな特徴があるのでしょうか。

私たちが目指しているのは、いわゆる昔の「お見合いオバサン」です。お見合いをセッティングして、お見合い中に二人が固まらないようにおせっかいすることをAIで実現しようとしています。話題を提案したり、時期尚早なデートのお誘いを止めたり…二人の会話を何段階かに分けてAIが判断し、進展度に合わせたおせっかいをしてくれます。

紹介ナビゲーションでは、生活サイクルやキャリアプランを軸に、ユーザーと価値観が近く関係の進展可能性が高い異性をAIが紹介します。会話ナビゲーションでは、適切なタイミングにAIがチャットをアシストするので、効率的に相手を知ってからデートに行くことができます。好感度ナビゲーションでは、ユーザーに対する好感度をAIが可視化することで、効果的にアプローチすることができ、安心してコミュニケーションが取れるというものです。これらのAIのデータベースは何年もかけてつくっているため、かなり充実していると思います。

ー実際にどれくらいの効果があるのでしょうか?

実際に、AIアシストを利用したデート実施率は76.3%で、利用しないと28.8%。お付き合い率も、AIアシストを利用すると46.6%ですが、利用しないと22.7%。AIアシストが効果的だということが分かります。

Aillサービスホームページより

ーすごいですね!ここまで来るためのチューニングが大変だったのではないでしょうか?

AIの判断には、様々な指標を用いています。メッセージ頻度や、デート後のアンケート結果、プロフィール項目など…データ量はかなり多いですね。指標は、最初に豊嶋が立てた仮説をベースにしていますが、仮説と違うものは随時修正し、かなり長い時間かけてチューニングを行い、データとノウハウを積み重ねました。

ーだからこそ、企業の福利厚生としてAillが活用されているのかもしれませんね。

Aillはこれまで700社を超える法人にご利用頂いてますし、2021年8月には、公務員と有資格者団体にも対象を広げています。

教授のサポートを受けながら、スピード感を持ち柔軟に開発。

ーどんな体制で開発しているのでしょうか。

私含めて5名体制で開発しています。Aillには1人目のエンジニアとして入社したのですが、当時はまだ設立して間もない会社にジョインする怖さはありましたね(笑)。

ーAillは、AIシステム設計にて東京大学の松原教授、ナビゲートエンジン設計で北海道大学の川村教授、データ分析では東京大学の鳥海教授と協力関係にあるようですが、エンジニアチームとはどんな関わりがあるのでしょうか?

北海道大学の川村教授はAillの創設にも携わっていただいてますし、鳥海教授と松原教授にはAIに関する相談をよくしています。手法のアドバイスをもらったり、結果を見てもらい評価していただいたり…多くの知識をいただいています。特にAIに関する開発には、鳥海先生の研究室の方にアルバイトとして参加してもらっていて、実際にサービスづくりを一緒に行っています。まさに産学連携ですね。
AIは本当にゼロから作っていきましたが、長く研究している教授がアドバイザーにいるのは頼もしいですし、AillのSlackにも参加してもらっているので、気軽に相談できフランクにいろんなことを教えてくれます。教授がいなかったら、私は路頭に迷っていたんじゃないでしょうか(笑)。

Aillコーポレートサイトより

ーAillだからこそできる開発はどんなことだと感じますか?

受託開発に長く関わっていたから分かるのですが、開発スタイルは会社ごとに様々なルールがあります。機能単位でスプレッドシートを作り、それを印刷して上長に押印してもらわないといけないとか…Aillにはそういったルールがないので、作り方にも制限がありません。シンプルに、習得したプログラミングスキルをソースコードに反映していくことができる面白さがあると思います。

ーどれくらいのスピード感でリリースしているんですか?

一般的なスパンと比べると、本当に早いと思いますよ。一応、月曜日と木曜日の午前をリリース日として設定していますが、Aillはスタートアップ企業。経営的に早急に対応した方が良いものは社長の豊嶋からトップダウンで依頼がきますし、実際にすぐに取り掛かり、リリースしてしまいます。

ースタートアップらしいですね。

豊嶋のリクエストは、社外の環境の変化に適応しその先を行くためのものばかりです。その依頼に応えられないというのは社外の環境に適応出来ていないということ。そうなってしまえばスタートアップとしては致命的です。開発チームとして、スピードや柔軟性を持っていち早くリクエストに応えられるように意識して開発しています。

ーバックエンド側での開発のこだわりを教えてください。

マッチングの処理をユーザーから見ていかに短い時間で終わらせるかということです。工夫なくベタに作ると、マッチングは基本的に計算量がユーザー数に比例するのでものすごく時間がかかってしまいます。なかなかマッチングされないサービスはユーザーにとってはストレスですよね。なので、マッチング処理時間短縮への挑戦は非常にチャレンジングでしたし、まだまだ改善できるところだと思います。
理想のサービスの姿に対してやりたいことはたくさんあるのですが、いかんせん人数が少ないので着手出来ずにいる部分もあります。新たにジョインしてくださる人には、ぜひその部分を助けていただきたいですね。
特にアプリのパフォーマンス改善にはチャレンジしたいと思っています。開発基盤は3年以上経ったうえに多くの機能追加をしており、アプリとバックエンド間の通信が増えてきてしまっている状況のため、そこはガッツリ見直したいですね。通信の流れから設計し直して、ユーザーがストレスなく使ってもらえるよう、しっかり取り組んでいきたいですね。

▲oVice上のAillオフィス

ーAillはリモートワークのようですが、オフィスではどんな工夫がありますか?

Aillでは「oVice(オヴィス)」という、オンラインでのコミュニケーション不足を解消できるバーチャル空間を活用しているので、常時オンラインで会話や会議ができるような状態になっています。メンバーのアイコンが並ぶので、かなりオフィス感が出るんです。特に朝は、始業時刻にメンバーを確認できると、本当にオフィスに出勤しているような感覚もあります。札幌オフィスは私一人だけですが、あまり孤独を感じないのはoViceで常に繋がっているからだと思いますよ。

ーAillのエンジニアとして最も求められることは何でしょうか?

勇気を持って思い切りやることかもしれません。例えば、大人数で開発していると自分の担当が限られるうえ、先輩が見てくれるだろうと安心はできますが、Aillはとにかく少人数です。尚且つ、改修タスクは週単位あるいは日単位で出てくるので、「エイヤー!」という気持ちが大事ですね。当然ながら、ユニットテストをしっかり書くなど、基本を徹底することは大前提となります。
さらに、実際にユーザーが手にするプロダクトをリリースする立場なので、責任を持って、最短でユーザーに届けられるようにしようと心がけています。

ーAillで働くときに感じるやりがいはどんなものですか?

色々ありますが、とにかく「最前線にいる」という実感がありますね。
私たちが提供しているサービスは、マッチングアプリの中でも毛色が違います。単純にユーザーが恋愛相手を探すためだけではなく、ユーザーが自身の私生活を大事にできるようになってほしいと思っています。AillがWell-being社会の実現を目指したサービスとして進路を固め、多くの企業推奨アプリとなったため、フォーマル感もあるはずです。仕事をがんばっているからこそ家と職場の往復だけ…合コンへのハードルも高くそこに飛び込む勇気もない、そんな、真面目にがんばっている方が入りやすいプラットフォームでありたいと思っています。

ーAillで働く面白さを教えてください。

フィードバックの速さだと思います。会社の経営層とエンドユーザーという両サイドからフィードバックを受けながら開発しているため、技術的な意思決定をしなければいけないし、もちろんそれをするだけの意思決定の権限も与えられていますし、経営層からのリクエストに常時対応していく緊張感があります。でも、それが楽しさでもあります。いいとこ取りですね。
コーディングでも、設計や作る過程の意思決定が山のようにあるので、新たにジョインしてくださる方にはどんどん任せていきたいです。ケツ持ちは私がやりますので、学び合いながらお互いの持っているものでそれぞれ補いあって、全員が強くなればいいなと思っています。

募集要項

Aillでは、AIを活用した安心・安全な縁結びナビゲーションアプリ「Aill gone」を開発・運営するエンジニアを募集しています。詳しくは、こちらをご覧ください。

■フロントエンド

【業務内容】
AI(人工知能)を活用したエンドユーザー向けスマートフォンアプリ(React)の改修および機能追加を行っていただきます。上流工程から下流工程まで携わることが可能です。また、バックエンド(Ruby on Rails)の開発にも携わることができます。

【サポート体制】
リモート勤務でも働きやすいよう、サポート体制を整えています。Slackでのチャットコミュニケーションはもちろん、バーチャルオフィスを活用し、通話・画面共有をしながら相談することも可能です!

【必須条件】
Reactの業務経験

【あれば嬉しい条件】
・Android/iOSアプリの開発経験
・UI/UX設計に配慮した開発経験
・ReactNativeおよびTypeScriptの開発経験
・Jiraの使用経験
・GitHubの使用経験

■バックエンド

【業務内容】
エンドユーザー向けスマートフォンアプリのバックエンド(Rails)の開発を行っていただきます。上流工程から下流工程まで携わることが可能です。また、フロントエンド(React)の開発にも携わることができます。

【サポート体制】
リモート勤務でも働きやすいよう、サポート体制を整えています。Slackでのチャットコミュニケーションはもちろん、バーチャルオフィスを活用し、通話・画面共有をしながら相談することも可能です!

【必須条件】
Ruby on Railsの業務経験(目安1年以上)

【あれば嬉しい条件】
・AWSを用いたサービスの開発経験
・Jiraの使用経験
・GitHubの使用経験

■共通事項

【求める人材像】
・Aillの理念、ミッションに共感いただける方
・チャレンジ精神を持って業務に取り組める方
・仲間を認めることができる、協調性がある方
・柔軟でスピード感のある開発を好む方

【勤務地】
・ご自宅(フルリモート勤務)
Aillでは、新型コロナ禍以前からフルリモートの勤務環境となっています。どこにお住まいでもAillの一員になれます。

ライター:SCS事務局

岡山ひろみ

札幌出身、大樹町在住の猫を愛するWEBライター。