SUMMARY

2021年度の取組結果

部活動や交流型教育プログラムをテーマとした教育分野、
救急要請の効率化や、スキー場における積雪量や雪質の見える化などDX分野から4件の実証実験を採択!

2年目となる2021年度は、部活動の地域移行に関する先進モデル確立や、地方でのキャリア教育/探求学習を通じた次世代型教育プログラムの運用、救急活動の効率化・最適化、スキー場におけるリアルタイム情報発信といった北海道の地域性を生かした実証実験など、計4件が採択されました。

募集課題

共通テーマ

Common Theme
さっぽろ連携中枢都市圏全体の課題
  • 交流人口・関係人口の創出

個別テーマ

City Theme
さっぽろ連携中枢都市圏内12市町村個別の課題
  • 行政DXの推進
  • 市有スペースの有効活用、にぎわいづくり
  • 火災の予防、救急要請につながる事故の予防
  • 情報発信のスマート化
  • 事業承継の推進
  • マイクロツーリズムの推進 / 新しい観光サービスの創出
  • 多文化共生 / 外国人居住者への支援
  • 地場産品のPR、販路拡大
  • ドローンを活用した産業創出
  • スマート農業
  • 子育て支援
  • MaaSの推進
  • 温泉源泉の水溶性天然ガスの活用

採択プロジェクト

部活の地域移行を実現するマッチングプラットフォームの導入実験

対象課題

交流人口・関係人口の創出

実証実験内容

(株)FORH BODY PERFORMANCEが提供するプラットフォーム「BUKARU」上において、指導者が不足している部活、外部指導者を受け入れたい部活と部活動の指導をしたい地域のスポーツ指導者をマッチングする。

実施件数および期間は、さっぽろ連携中枢都市圏内の学校に本取り組みを周知の上、受け入れ希望があった中から4校で6ヶ月(20回)程度を予定

実証実験で検証を予定する事項は下記の通り
・本プラットフォームでマッチングされ、実際に外部指導者の指導を受けた、中学生、高校生等のスポーツ意識や健康意識の変化
・教員の働き方改革への効果(部活動指導の負担軽減による労働環境の改善等)
・BUKATSUのプロダクト検証(UI、UXおよびビジネスモデル)

町内の中高生を対象とした交流型教育プログラムの企画・運営

対象課題

交流人口・関係人口の創出

実証実験内容

「異学年・異世代の交流を図ること」「『なんぽろの良さ』を知ってもらうこと」「家庭教育への接続を図ること」を目的に、「チャレンジキャンプ」を2022年夏休みに実施する予定。

対象は、南幌町内の中学生~高校生を想定。

実証実験で検証を予定する事項は下記の通り
・「進路選択/キャリア」「満足度」において高い評価を獲得することを目指す。
・あしたの寺子屋のビジネスモデル検証

次世代救急システムによる救急搬送業務の効率化

対象課題

⽕災の予防、救急要請につながる事故の予防

実証実験内容

消防局救急隊へタブレット端末を配置し、救急事案(レベル1~3は架空事案)で患者情報の入力を行い、その情報を病院への患者受入要請に使用する。

病院はPC画面で救急隊から送られてきた患者情報を確認し、受入可否の判断、返答を行い、受け入れる場合は患者受入準備を整える。

・レベル1:札幌市消防局を対象とした架空事案での検証
・レベル2:札幌市消防局と2次、3次医療機関1箇所を対象とした架空事案での検証
・レベル3:札幌市消防局と2次、3次医療機関複数箇所を対象とした架空事案での検証
・レベル4:札幌市消防局と2次、3次医療機関複数箇所を対象とした実在事案での検証

スノーリゾートシティを推進する、新たなスキー場情報の発信

対象課題

情報発信のスマート化

実証実験内容

市内スキー場に「SKIDAY CAM」を導入し、スキーヤーに対して、「雪質」や「積雪量」といった、スキーヤーの嗜好に合わせた情報発信をHP/SNSともに実施する。

市内の観光事業者とも連携し、スキー場の情報を活用した観光客への情報発信、体験価値の向上に結びつく施策の実施を目指し、札幌市としてのスノーリゾートシティのブランド力向上を目指す。

冬期シーズンだけではなく、オフシーズンにおけるスキー場の活用促進や、市内キャンプ施設における情報発信ツールとしても「SKIDAY CAM」がどれほど訴求力があるのか否か、ウェブ解析等を実施検討する。